【20日目】ワニワニパニック
日本ほど便利で恵まれた国はあるだろうか。
勤勉な先人たちのおかげで、世界でもトップクラスに裕福な国だと言ってもいい。
モノの品質も高いし、食べ物もいろんな国の料理があり、わざわざ海外へ行かなくても日本で味わえる。
家の近くにはコンビニがあり、電車やバスなどのインフラも整っている。
治安も昔ほどではないが、夜中に外を歩いても問題ないくらいである。
海外で生活したことがある身からすれば、こんな誇らしい国はない。
と、最近まで思っていた。
ここ最近、急に感じる。
「生きづらい」
「みんなの目が死んでいる」
日本人の国民性もあるのだろうが、周りと違うことをするとすぐ叩かれる。
出る杭はすぐ打つ。要するにアンチだ。
足を引っ張ることで自分が上に行けたような気になっている。
日本の教育のせいもあるかもしれないが、みんなで同じ歩幅で歩んでいくことを好んでいるように思う。
しまいには、競争することさえやめてしまった。
顕著に分かるのが、最近の学校の運動会だ。
他にもある。
お金を稼げば稼ぐほど搾取される。
それは税金だったり、社会保険料だったり。
みんなは思わないのだろうか。
こんなに取られるんだと。
一生懸命汗水流して働いて稼いだお金の数十パーセントを無条件で持っていかれる。
お金持ちになると約半分くらい取られるとか。
そのため、シンガポールやドバイへ拠点を移す人も少なくない。
そのくせ、生活保護は甘々だ。
今まで発展途上国と言ってきた、東南アジアの発展の勢いが凄まじい。
そこでの生活はまだまだ不便かもしれないが、彼らの幸福度は我々よりもはるかに高い。
日本の外へ一度出て行ってみることをオススメしたい。
ではでは。